1本の木と背景、人物と背景というように写真を撮りたいときに、多くの人は、その木や人物を真ん中に置いて写真を撮るでしょう。けれども、多くのプロの写真では、木や人物は右か左にずれています。ここでは、そんな被写体を右か左にずらして写真を撮る方法を説明します。

【1.フォーカスロックを使う】
 たとえば、1本の木と背景を撮りたいときは、つぎの手順を踏みます。
@ ファインダを覗いて、撮りたい木がちょうどいい位置にくるまで歩いてください。このときに注意しなければならないのは、木よりもずっと遠い位置でカメラを構えてズームレバーで望遠(ズームアップ)にしないことです。望遠にすると、木はしっかりと撮れますが背景がボケてしまいます。
A ファインダで木を見ながらシャッターを半押しにしてピントを合わせます。
B カメラの向きを変えて、木と背景の構図を決めて、シャッターを深く押します。
 このように、いったん被写体にピントを合わせてから、カメラの向きを変えて写真を撮ることをフォーカスロックといいます。
【2.人物を撮るポイント】       
 たとえば、美しい風景を背景にして、その前に人物が立って写真を撮ることがあります。このとき、ほとんどの写真では人物の顔が小さくなって誰だかわからなくなるときがあります。ここでは、そんなときの人物と背景を撮るポイントを説明しましょう。
@ まず、液晶モニタを見て撮りたい背景を決めます。
A そこに人物が入りカメラから3m位の距離で右側に立ってもらいます。
B ファインダで人物を見ながらシャッターを半押しにしてピントを合わせます。
C カメラをもとの向きに変えて、シャッターを深く押します。